同僚「俺こないだ結婚したんだ」
ぼく「それはおめでとう。奥さんはどんな人?」
同僚「前にも話した彼女だよ。大学の後輩。24歳」
ぼく「大学って、N県だよね?」
同僚「そうだよ」
ぼく「それじゃ今は別居婚?」
同僚「いや? 一緒に住んでるけど?」
ぼく「そっか、新幹線通学は大変だね」
同僚「いや辞めたよ、大学院」
ぼく「えっ」
同僚「えっ」
ぼく「それで今はどんなお仕事を?」
同僚「えっ」
ぼく「えっ」
同僚「いや仕事って……まあ料理…とか?」
ぼく「料理人! なにそれすごい」
同僚「そんな料理人ってほどじゃないけど……」
ぼく「だって彼女、前は有機化学の研究をしていたんでしょ?」
同僚「まあ今じゃテレビの研究ばっかりだけどね」
ぼく「液晶とか?」
同僚「えっ」
ぼく「えっ」
同僚「……ま、これからは俺が頑張って稼がないとなぁ」
ぼく「奥さんもけっこう稼げるんじゃないの?」
同僚「いやいや、まったく。稼ぐとしてもパートタイムになるだろうし」
ぼく「なるほどテクニシャンとかだね」
同僚「ちょwwwなにそれエロいwww」
ぼく「えっ」
同僚「えっ」
ぼく「今は研究室を探してるとこ?」
同僚「いや家にいると思うよ」
ぼく「!! 家が研究所なの?」
同僚「まあ、研究所って言えば研究所かな」
ぼく「なにそれすごい」
同僚「えっ」
ぼく「えっ? あれ?」
=== === === === ===
生まれてこのかた、働くオンナたちに囲まれて育ってきました。
祖母:小さな洋裁教室を経営
母:保育士
姉:作業療法士
だから、僕は知らなかったんです。
無職の既婚女性を、ニートとは呼ばないんですね。

